浦河町「多文化共生セミナー」に登壇しました!
こんにちは、キャリアバンク海外事業部です。
突然ですが今、北海道の浦河町という地域で’’インド人’’が急増しています。
皆さんの地域にも、ある特定の国の外国人が増えているケースもあるかもしれません。
地域に文化や言語の違う外国人が急増した際、どんな注意点があるのでしょうか。
今回は6月18日に浦河町にて当社部長水田が講師を務めた「多文化共生セミナー」をもとにお伝えします。
「外国人材」の種類を知る
「インド人」といえど日本に住む事情は様々です。まずは外国人が日本で滞在するために必要な在留資格、所謂ビザに注目してみましょう。
全国的に多いのは「身分に基づく」主に日本人と結婚した配偶者ビザやその家族です。続いて「専門的・技術的分野」という労働ビザが多くなっています。この中には特定の職種で勤労をする特定技能や通訳や国際業務といった勤労をする技術・人文知識・国際といった種類が含まれています。浦河町がある北海道に注目してみると、全国と比べて技能実習をはじめ働きにきている外国人が多いのが特徴です。
ここで浦河町に注目してみましょう。
全国統計との大幅な違いに驚かれるのではないでしょうか。
インド人の技能ビザが半数以上を占めていますね。
浦河町の外国人は技能という宝石、金属の加工やスポーツの指導等特殊な熟練した技能を要する業務で働いている人やその家族が多いということを示しています。
彼らが外出する時間帯や、年齢層もなんとなくイメージがつきやすいかと思います。 このように、地域によって外国人の在留資格は様々なのです。
外国人と接するときに何にきをつけておく?
地域に外国人が多くなると、必然と顔を合わせる機会も増えます。近隣住民になることも増えるでしょう。日常でのマナートラブルや、外国人と気持ちよく共存していけるためにはどんな配慮が必要なのでしょうか。
例えば宗教への配慮でしょう。
これは一部の国における宗教割合を示した図です。無宗教が大半を占める日本と異なり、お祈りの習慣があるイスラム教や、食事内容に制限があるヒンドゥー教などがあります。
特に外国人を受け入れる事業者側は、宗教によってお祈りをする空間や時間があるか、食べられないお肉の種類などの配慮をすることが必要です。
時には外国人がゴミ捨てをきちんとできていないこともあるかもしれません。私たちにとって当たり前のルールも外国人にとっては全てが初めてだということを理解しておくことも大切でしょう。そのうえで、しっかりルールを守れるように指導することが各自治体や関係機関に求められています。
ブローカーに注意!
外国人が増えると同時に必ず増えるのが、人材と企業の仲介者である悪質なブローカーの存在です。人材会社を装い不法就労を誘導します。見分け方が難しいようですが、意外にもぱっと見で怪しい人が多いものです。個性的なファッションの人や、1年前に会社を建てて1人で運営しているところ、無料ですとアピールするところは要注意しましょう。
▼詳細はコチラ
SATO PORTAL「外国人を雇うには|企業が知っておくべき不法就労や必要な手続きを解説」
https://www.sato-group-sr.jp/portal/archives/194
外国人への正しい理解と知識の交流を!
今回は地域と外国人をもとに、気を付けるべきことを簡単に紹介しました。
外国人の在留資格は複数あり難しいですが、細かい内容は把握していなくとも、大枠でも正しく理解しておくだけで、相手の立場になって考えることができます。
また、増える外国人と互いが気持ちよく生活できるよう、地域の人々と交流の機会をもつことも大切です。自治体としてどんな支援をすべきかわからない方は、お気軽にご相談ください。皆さんもご自身の地域に住む外国人に、是非着目してみてくださいね。
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